サロンは何より“人”が資本。

 現場のスタッフを大切に、生涯働ける環境づくりを目指す。

CMA mash 代表取締役社長 三石寛

高校時代は野球に打ち込み、将来はこれで食べていけたらという思いもありましたが……選手生命に関わる大きなケガをしてしまい、人生で初めて挫折を味わいました。
 
だったら何をしようと考えた際、大学を卒業せずに就職するとなると出世もなかなか難しいだろうし、自分の将来も見込めないだろうと迷っていました。
 
そんな時、母に「男性の美容師も悪くないよ」と言われ、自分の従姉弟たちが関西では名のある美容師であることを知りました。
 
もともと美容師という選択肢は頭になかったのですが、母の言葉をきっかけに興味を持ち、とりあえず手に職を付けてみようと美容師を目指すことに。
 
そこで初めて美容専門学校があることを知り、通信制の美容専門学校で勉強しながら、サロンで見習いとして働くことにしました。
実際に美容業界で働いてみると、当時(1969年)は労働時間が長く、月給は3,000円という状況で、正直美容師という仕事で自分の将来の展望は開けるのかと疑問に思ったこともありましたね。
 
そんな時、ヴィダルサスーンのショーを見に行って感銘を受けました。
 
その時代はレザーカットとセットが主流で、ヴィダルサスーンはハサミを使ったカットという新しいスタイルを確立した方だったんです。
 
だけど自分が勤めていたサロンの師匠はそれを良しとしておらず、考え方の違いから解雇されました。
その後“本物”を見に行こうと、23歳でロンドンに渡りました。
 
それまではただ言われたことをやっていただけで、特に仕事に対して熱量もなかったし、これで大成しようなんて考えてもみなかった。
 
渡英したことがきっかけで、「美容師はデザイナー」ということに気付かされ、本格的に美容師として頑張ることを決意しました。
帰国後は大阪のサロンに就職し、25歳くらいで先輩に福岡のサロンへ誘われてそちらに移りました。
 
そこでしばらく働いていたのですが、あるトラブルで営業が続けられなくなり……独立という形で会社を引き継ぐことになりました。
 
経営にはあまり興味はなかったので、本当に仕方なくという感じですね(苦笑)。
50歳くらいから、東京の知り合いにデパートに出店しないかと誘われ、少しずつ店舗を増やし始めました。
 
福岡に子ども専用サロンを作ったことを皮切りに、百貨店であったり商業施設であったり、4~5年の間に色んな場所へ出店しました。
 
福岡本店のスタッフに転勤をお願いしてオープンしましたが、急に店舗を増やしたことで、スタッフの育成は大変でしたね。
 
九州の百貨店に出店して、1年で8,000万円を損失してしまったこともあります。
経営者になってからも、喜びのようなものを感じたことは正直そんなになくて。
 
いわゆる“大手のサロン”と言われることもあるのですが、全くそんなつもりはないですね。
 
大きい小さいが判断基準じゃなく、そのサロンが何をしているか、どういう気持ちで働くかという部分が大切だと思うんです。
 
だから本物の“一流”の美容師になるっていうのは気持ちの問題じゃないのかな。
 
お客さんを喜ばせるために自分の時間を割いて何かを学んだり、勉強したりっていう気持ちがあれば、誰でも一流になれるんです。
 
ただ有名だから、一流というわけでもないですしね。
私は子どもの頃から政治経済が好きで、会社の仕組みの知識も自ら習得していました。
 
だからかもしれませんが、できるだけ「CMA mash」を普通の会社のような働き方ができる場所にしたいという気持ちが強く、会社を登記した2年後には社会保険を導入しました。
 
本来は当たり前のことなのですが、当時のサロンとしてはなかなか異色でしたね。
 
一般企業と同じような待遇でサロンを経営し続けるためには、単価をいくらに設定してどれくらい稼げばいいのかということをスタッフにも共有し、意識付けを行いました。 
うちは産休育休や時短勤務制度もあるので、結婚して子どもがいる方もたくさん働いています。
 
本当に普通の会社ですね。
 
せっかく色んな技術を身につけてもらったのに、結婚や出産を機に辞めてしまうのはもったいない。
 
それならばもう一度、戻って来たいと思えるような環境作りをしたいものです。
また、忙しい土日であっても休憩できるよう、チェックシートを作ってお昼の時間が取れるようにしています。
 
サロンとしては珍しいと思いますが、やっぱり人が資本ですから。
 
スタッフには無理せず働いてもらいたいです。
美容業界に夢を持って入って来たにも関わらず、辞めていく人が後を絶ちません。
 
私は人が定着しない理由は大人が子どもに嘘をつくことと同じだと考えていて。
 
入社前に聞いていたことと違う……という現実とのギャップから来るものだと思います。
 
それはお客さんに対しても同じで、常に正直な姿勢で働いてもらいたいです。
現在はスタッフの定着率が非常に高く、新卒の離職率は3年間ゼロです。
 
CMA mash」は必要な人だけ、5人必要なら5人しか入れないようにしています。
 
例えばいかに教育制度がしっかりしていたとしても、人の入れ替わりが多いとなかなか上手くいきません。
 
同じ人が長く働いて仕事を続けてくれた方が、良い人材も育つと思います。
 
ルールや制度を作って働きやすい環境を作ることももちろん大切ですが、それ以前に会社の性質を理解して、長く働いてくれる人材を雇うようにしています。
また、私は1ヶ月に1度、すべての社員と手紙のやりとりをしています。
 
技術面のアドバイスはもちろんちょっとした悩みや不満の相談まで、その内容はさまざまです。
 
店舗の人間が知らないことを書いてくれている場合もあるので、それをさり気なくマネージャーに伝えたりもしています。
 
一人ひとりに返事を書くのはなかなかしんどいですが、私もスタッフの顔と名前が一致するようになるのと、会った時に「あれはどう?」と声掛けをできるのが良いですね。
将来は会社を分社化し、各自に店を任せていけるようになりたいです。
 
今の世の中は自分のお客さんを持っていて、施術や接客が“上手い”だけじゃ経営はできないと思います。
 
小さいお店であっても全て責任を負えるような覚悟を持った、経営を任せられる人材を育てていきたいです。
 
社会の仕組みも時代とともに変わってきているので、しっかり勉強もしないといけません。
 
そのことを理解したうえで、経営者になってくれる方を育てていきたいですね。
 
定年まで働ける会社をぜひ皆さんに作り上げていただき、ひいては美容業界の地位向上に繋げてほしいです。

CMA mash 株式会社(GRANMASH・Spice AVEDA・ZUSSO)

募集職種

美容師

初任給

205,000円

スタイリスト基本給

250,000円~

デビュー平均

3年半

勤務地

梅田・難波・西宮・千里中央

福利厚生

社会保険・健康診断・産休育休・独立支援・海外研修・復職支援・終身雇用・講習補助・撮影補助・ウィッグ代補助・社員割引

​各種手当

役職手当・指名手当・店販手当・技術手当

休日休暇

月8日(ローテーション制)

ヘッディング 1

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